ベトナムからの技能実習生受け入れ支援を実施。介護人材不足に対応する医療機関の外国人受け入れ体制構築を支援いたしました。

株式会社シーユーシーは、ベトナム南部の病院・クリニックを運営するHoan Hao Holdings(本社:Binh Duong Province、以下「Hoan Hao」と表記)から、医療法人桂名会(愛知県名古屋市・理事長 木村衛/以下桂名会)への技能実習生受け入れ支援を実施しました。

2021年2月1日より合計6名のベトナム人看護師が、2施設の介護職員として就労開始します。

◆実施背景
現在、国内の介護人材不足は深刻化しており、2025年には40万人、2030年には80万人の介護人材が不足すると予測されています。※1
この状況に対し、一つの解決策として考えられている手法が「外国人技能実習生」の受け入れですが、外国人技能実習生の受け入れには、言葉や文化、教育体制の問題など、数多くの壁があり、医療機関にとって容易に導入できるものではありません。

本件においてCUCでは、企業単独型※2 の技能実習生受け入れスキームをご提案。
未経験者を受け入れるのが一般的である通常の技能実習制度に対して、ベトナムの医療現場で看護師として働く即戦力人材を獲得することが可能となりました。
また、通常送り出し機関と監理団体が行う業務を全て内製化して提供いたしました。
着任後の立ち上がりに最も重要な要素である「介護/日本語」のカリキュラムを独自作成し、実習生にあわせた形で提供。
新型コロナウイルス対策のための出入国前後の隔離期間中も含み、オンラインの講習も実施いたしました。

※1 経済産業省「将来の介護需給に対する 高齢者ケアシステムに関する研究会 資料」
※2 外国人技能実習生の受け入れには「団体監理型」と「企業単独型」があり、「企業単独型」は、監理団体を経由せず、企業・組織自身が直接海外の関連企業・組織から技能実習生の受け入れを行います。

◆本支援の将来性
前述の通り、介護人材不足の課題は年々大きくなっています。
ベトナムと日本を繋ぐこの取り組みは、日本の将来を支える仕組み作りであるだけでなく、ベトナムにとっては日本の医療現場のノウハウを獲得する機会であるとともに、近い将来に訪れる高齢化社会に向けた介護の技術移転にあたります。 両国の社会課題である人材問題解決にCUCは向き合ってまいります。

◆詳細情報
・受け入れ先  医療法人桂名会 重工記念病院/名東老人保健施設
・国名     ベトナム社会主義共和国
・受け入れ人数 6名
・勤務開始日  2021年2月1日
・勤務予定期間 3年間

※新型コロナウイルス感染対策
出入国の水際対策ガイドラインに則った行政手続きのもと、認可を得て入国後2週間の隔離期間を経た上で着任されています。

◆各団体の関係性
・Hoan Hao Holdings
 ベトナム南部において病院およびクリニックを運営
・医療法人桂名会
 Hoan Haoへ出資。愛知県名古屋市を中心に、訪問看護や老人保健施設などの各種医療介護サービスを提供
・株式会社シーユーシー
 Hoan Hao Holdingsや医療法人桂名会に対し、戦略策定や事業運営効率化、採用・組織強化などを運営支援

参考情報

ベトナム初 日系病院が誕生!医療法人桂名会がHoan Hao Holdingsの株式を取得~株式会社シーユーシーが運営支援~

介護人材需給ギャップの参照元:将来の介護需給に対する 高齢者ケアシステムに関する研究会 報告書 →P.14

本件に関するお問い合わせ先

株式会社シーユーシー 広報担当
pr@cuc-jpn.com